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石膏とは

2.石膏の歴史

石膏は、“せっこう”と読みます。


石膏利用の起源は大変古く、古代エジプト時代にまでさかのぼります。 かの有名なクフ王のピラミッドには、積石ブロックの継ぎ目に石膏モルタルが用いられており、王の石棺にはアラバスターという結晶石膏が使われていました。


石膏はその美しさと加工のしやすさから、古くから石材としてだけでなく、ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチらに代表されるような芸術家の彫刻作品の素材としても用いられました。このような石膏の芸術品は、17〜18世紀に最盛期を迎えます。
特にフランスではロココ様式と呼ばれる、より精巧で華美な建築芸術へと発展しました。



また、鉱物として自然界に存在している石膏は、諸外国で塩害を防ぐための土壌肥料として使われたり、水に混ぜると固まる性質をもつことから、しだいに陶磁器分野や医歯科分野、金属鋳造の型材などに用いられたりするようになりました。


日本での石膏利用は、徳川時代からといわれています。当時は主として医療分野で用いられていました。その後明治時代には陶磁器分野で石膏型が、大正時代には建築分野で石膏ボードなどが製造されるようになり、徐々に石膏の用途は広がりをみせるようになりました。


富士石膏株式会社
Fujisekkou Co.,Ltd.

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